アメリカ株(米国株)の最近のトレンド:2021年5月

この記事で学べること
  • 最新の米国株市場で発生している投資集団の存在が理解できる。
  • 最近の株価上昇事例から、個人投資家と機関投資家の位置づけが理解できる。
  • さらに、今後の自身の資産運用の方向性を確認できる。

最近の米国株のトレンドとして2点あります。

GABURO
GABURO

この記事を書いた人

GABUROです。投資による不労所得で、毎月20万円以上稼いでいます。

無駄な前置きは置いておいて、早速最近の米国株トレンド紹介しますね。

特別買収目的会社:SPAC(Special Purpose Acquisition Company)の出現!

このキーワード、聞いたことありますか?


もともとは、特別目的会社:SPC(Special Purpose Company)というのがあって、

本来は、不動産投資などするときって、大きなまとまったお金がいりますよね?


ある土地があって、確実に手に入れる前契約までは結べている。

あるいは法外な裏工作で、その土地の管理に発言権を持っているなど。


ほぼ90%勝てるような条件が整った時って、

全力でお金を集めてビル立てたり、勝負したくなりますよね。


そんな時に使えるのがこの制度だと思って下さい。


50億のビルを建てたいが、自分は10億しか持っていない。

それを原資に、投資目的会社を作って、証券化し、

一般公募してお金を集めてビルを建てる。みたいなイメージです。


みんなの大家さんみたいですね。

まあ、特別買収目的会社:SPACについてはこの焼き直しで、

会社を買収する目的で作った、市場から資金を集める会社のことです。

つまり、この会社の目論見が当たると踏んだ投資化は、

この会社の株を購入することで、この会社が買収してバリューアップする会社の

将来の価値向上の恩恵を株価や配当として受け取るという構図です。


まあ、実態は、そもそもネームバリュー持っているゴールドンマンサックスのお偉いさんとか、

そんな人が自己資本を投下して、

とりあえず上場してからパクっと買える企業を選んでいるような状態のようです。


言ってみれば初期は人への投資みたいなもんですね。

それで、未上場状態の会社に投資して、IPOで上場させ、株を市場と交換することで利益を得ます。


でも、えらい問題も起こっていて、

二コラ問題といいますけど、上場後に詐欺広告だと揶揄されて株価がめちゃくちゃ下がった企業があったり、


本来の主幹証券会社ベースでのIPOではまず無理な監査をすり抜けたりするために、

内部統制があまい状態ので資金集めをしてしまうケースがあります。

俗にいう裏口上場です。


まあ、ここまで知っておいてもらって、

このような状況に著名人がどんな意見を持っているかというと、

あの有名なバフェットの、バークシャーハサウェイ共同経営者のチャーリーマンガーも、

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-24.jpg

「これ、長くつづかないじゃねぇ?」という意図の発言をしている。

というレベルで押さえておけばいいかと。

あともう一つのトレンドを紹介しましょう。

昨年の10月から今年3月くらいの間に、もっとも買われた株、

ご存知ですか?

ゲームストップ株:株価が短期間で2600%アップ

これ、けっこう有名な話なんですよ。


投資の世界では有名な人っているじゃないですか?

みんなから知られていて、影響力のある投資家。


今回はそういう人が引き金を引いた、

個人投資家が機関投資家に買ったという時代を物語る現象が起きました。

その人はロビンフットっていうんですけど、

この人が仕掛け人です。


SNSのレディットって、アメリカで人気らしいですけど、

日本のツイッターのおっかけサービスみたいなもんですね。


こん中の掲示板で機関投資家の空売りの残が厚いことを知って、

みんな、この会社絶対もうかるから買いまくろうぜ!と声掛けをして、

それはもうめちゃくちゃ買ったんですよ。



そしたら、カラ売りしてたファンドが

追証でつぶれるレベルに追い込まれたっていう、もはや事件です。


このことから、個人投資家でも機関投資家に勝てる時代が到来している。

と思っていいかも知れません。


もっと深く解説すると、このSNSで徒党を組んだ仲間が買ったシグナルが、

他のファンドの自動売買の仕組みを発動させたとも言われています。


・・ここからあなたは何を学びますか?

今回いえる事は、プロしかできない大量の空売りを、上げ相場に転換してきた。


逆は起こるだろうか?

つまり、プロしかできない大量の信用買いを、個人投資家が下げ相場に転換する。


これはね、おそらくできないんですよ。

なぜかというと、空売りは怖いから。

個人投資家はショート(売り)から入りにくいんですね。


つまり、上がる方向に急遽発動する事件は、

今後2,3増える方向にになるかも知れない。


この時、覚えておくべきことは、

追証に耐えられないような資産総額のファンドはつぶれる。

そういう可能性もあるし、売り買いを頻繁に行うアクティブファンドというのも、

これは事件に巻き込まれやすい。

そうなんです、この事件から言えることは、

今後、運用資産総額の大きいファンドに投資すべき。

そして、長期目線(パッシブ)運用でのファンドの安心感がより高まった。

ということができます。

ですので、もしインデックスファンドなどを購入するなら、

上記のようなことも考慮しておくと、選びやすいかも知れませんね。