フェイスブック(FB)の決算発表結果速報です。
第 2 四半期(4 月-6 月期)、2Q実績 決算速報は上振れ傾向
■売上高・・・前年同期比 56%増の 290.8 億ドル(市場予想は 278.6 億ドル)
広告収入… 前年同期比 56%増の 285.8 億ドル(市場予想は 271.3 億ドル)
その他収入… 4.97 億ドル
■1 株当たり利益(GAAP)・・・3.61 ドル(市場予想は 3.02 ドル)
■月間アクティブユーザー・・・前年同期比 7.4%増の 29.0 億人(市場予想は 29.2 億人)
■1 日当たりアクティブユーザー数・・・前年同期比 6.7%増の 19.1 億人 (市場予想は
19.1 億人)
■営業利益率…43%(市場予想は 37.6%)
■フリーキャッシュフロー…85億1000万ドル、(市場予測は90.8億)
通期ガイダンスも若干の上振れ傾向
■費用・・・700-730 億ドル(市場予想は 707.3 億ドル)
■設備投資・・・190-210 億ドル(市場予想は 201.4 億ドル)
上記のガイダンスは、前回ガイダンスとほぼ変化なし。
決算に対してフェイスブック株は下落
売上高の増加率は 4-6 月期に比べて若干下がるとよそうされています。
特にみんなが使っているアップルのプライバシー保護強化策などが広告事業への逆風となることは明確で、7‐9 月期に受ける影響は 4-6 月期より大きくなると説明しています。デービッド・ウ
ェナー最高財務責任者(CFO)は、発表文で「2021 年第 3 および第 4 四半期は、総売上高の前年比伸び率が大幅に低下する。成長加速の期間は終了する。」と述べたもよう、、。
今年はもう伸びないと思ったのか、失望売りがかさんだようです。
でも、そもそも予想範囲内だったのなら、売られる意味はわからないし、過去経緯を理解していない投資家が離れたということですね。
とにかく、インターネット上での個人情報保護とか、特にヨーロッパで規制が強化されています。確かに広告を主力の収益としている企業には痛手ですが、史上最高の広告スタイルと言われる、全自動ターゲティングが可能なfacebookには、これからも人々は投資するでしょう。
たとえ大きく売り込まれても、必ず今後も伸びていく企業だと思います。