モデルナmoderna【MRNA】の 2021年8月、2Q、第二四半期決算(5-7月分) 決算日は8月5日でした。
モデルナmoderna【MRNA】の2Q、第2四半期決算(5-7月分)の発表が8月5日にありました!
この決算では、追加で発注が決まっているアメリカ、日本、イスラエルなどの受注分について、どう3Q,4Qと、通期の見込みを上振れさせるかが期待されていました。
上振れ期待は織り込み済みなので、どのレベルまでかということですが、おそらく前回ガイダンスは超えてくるのではと思っていました。この超え方の振れ幅が注目されてきたのです。
モデルナmoderna【MRNA】の 2021年8月、2Q、第二四半期決算(5-7月分) 決算日ハイライト
モデルナmoderna【MRNA】 はすでに COVID-19 Vaccine/SpikevaxTM の事前購入契約(APA)を締結していると発表しました。
2021年度,第1四半期の決算説明会で発表した売上高192億ドルに対し、200億ドル規模の事前購入契約(APA)を締結。(あと4か月残してすでに目標は達成見込み)
̶ 2022年度: 120億ドルの事前購入契約(APA)が締結済みで、さらに80億ドルのオプションがある。(つまり来年分の売上は、1年4カ月前の現在、今年と同等の契約がほぼ決まっている。これ以上はオプショナルに増えるのみ)また、別の2022年中の追加契約のための交渉が世界中で進行中
̶ 2023年度 前向きな国がCOVID-19の流行期に備えて、APAの締結を開始(すでに再来年の販売契約を進めている)
第2四半期財務の概要
̶ 売上高: 44億ドル (COVID-19ワクチンの売上高42億ドル)(予想42.9億ドル)
̶ 純利益: 28億ドル
̶ 現金および投資 現金および投資:122億ドル(第2四半期に40億ドルの現金を創出
ー希薄化後1株当たり利益は6.46ドル(予想6.01ドル)★10億ドル規模の第1回自社株買いプログラムの開始
⇒165,891百万USDの時価総額につき、10億ドルは、現在価値の0.6%分の償却になる。ただし、懸念は、今後の成長見通しがよくわからないから、急激に増えた利益をここで安易に使うという選択肢を問った可能性があり、経営者手腕を注視する必要がありますね。
今年はこんなに打たれるんだよという資料があります。アメリカはもちろん、ヨーロッパもすごいですね。
2Q発表を受けてモデルナmoderna【MRNA】 の現在の株価は爆上げ
びっくりの伸びですね!
前回発表データを確認すると・・2021年1Q発表時のガイダンス(8月決算前の分析データを振り返る)
第 2 四半期ガイダンス
★コロナワクチンの提供・・・2-2.5 億回分
2021 年通期ガイダンス
★資本投資・・・ 4.5-5.5 億ドル
★コロナワクチンの提供・・・8-10 億回分
⇒現状取れたデータを足すだけでも、ほぼ3国の注残で通年6億回は見えていた。(米国、日本、イスラエル)ただし、この決算で今年の接種回数に変化はないとしている。
2022 年通期ガイダンス
★コロナワクチンの提供・・・4.66 億回分まで⇒今回の発表で、20億から30億回分を予想。5倍以上!!
どこまで上振れするか、楽しみな状況ではありました。やばい上振れ幅です。
EUもモデルナmoderna【MRNA】を追加で使用すると報告していた。
2021年7月30日(金)発表
(詳細を追加)
7月30日 – 欧州の医薬品規制当局は30日、米国のModerna社の拠点でCOVID-19注射剤の原料となる活性物質の生産を増強することを承認した。欧州医薬品庁(EMA)は、Moderna社が承認した2つの米国施設から、第3四半期に欧州市場で4,000万回分の投与が可能になると推定しています。EMAは、今回の承認により、ModernaTXとLonza Biologicsという施設が、Modernaの拠点での生産能力の向上に貢献し、スパイクバックスとして知られるワクチンのEUでの供給に「重要な」影響を与えることが再確認されたと述べています。EMAの人間用医薬品委員会は、モデルナ社のワクチンの活性物質を製造するために、米国の2カ所とスイスの2カ所、合計4カ所の製造施設を認可している。
((ロイター)ベンガルールのYadarisa Shabongが取材し、Shailesh Kuberが編集しました。)
これからも沢山のニュースが出るでしょう。
ちなみに、過去に書いたモデルナmoderna【MRNA】の追加受注の記事などはこちらです。
こちらでも登場しますよ。