データドッグDatadog(DDOG)が好決算発表。テンバガー(10倍株)なるか?

データドッグDatadog(DDOG)
データドッグHPより
この記事で解決できるあなたの悩み

1:データドッグDatadog(DDOG)がどんな企業で何のサービスを提供しているのかわからない。

2:データドッグDatadog(DDOG)を調べたけど、ビジネスモデルが理解しづらく、強みも理解できない。

3:データドッグDatadog(DDOG)の決算、業績や、株価が今後伸びるのかがわからない。

などのお悩み解決に効きます。

GABURO
GABURO

この記事を書いた人

GABUROです。

米国株(アメリカ株)テンバガー候補銘柄探しと解説が得意です。

データドッグDatadog(DDOG)をご存知ですか?

この企業をしっかり調査しておくことは、あなたにとっての資産構築の手助けになるかも知れません。

事実、公開時初値36ドルから、現在131ドルと4倍付近まで株価が上昇してきています。

ですので、この調子で成長すれば今後のテンバガー(10倍株)化も十分にありえる会社です。

なお、多くのテンバガーとなる銘柄は、上場から10年以内であるケースが多いので、

大きな利益を得たい場合は比較的若い会社に注目する必要があります。

そして、このデータドッグDatadog(DDOG)は2020年に上場した銘柄の注目株の1つなんです。

データドッグDatadog(DDOG)は何を提供している会社か

データドッグDatadog(DDOG) は、ユーザーが持つインフラのサーバーや、ソフトの動きを監視し、どこがボトルネックで速度が落ちていたり、改善すればいいかを教えてくれるクラウド型の仕組みを販売しているSaaS企業です

SaaSとは、「Software as a Service」の略で「サーズ」と呼びます。ベンダーが提供するクラウドサーバーにあるソフトウェアを、インターネット経由してユーザーが利用できるサービスです。

そして、この企業の売りは広い監視対象範囲、シームレスな接続性です。

データドッグDatadog(DDOG)のサービス
データドッグHPより

そのサービス範囲としては、24時間365日の安定稼働が求められるインフラ系(通信系に留まらない、各企業のサーバーなどのインフラ)、アプリケーション系(各ソフトウェアの稼働状況、それらの連結した使用による動き)の監視に加え、ローカルネットワーク環境の監視、インターネットでのアクセス、ログ解析、それらのセキュリティ監視と非常に幅広いです。

へえ?と思いました?

GABURO
GABURO

それで、見てどうするのよ。

って思いませんか?

普通の人は、このサービスの価値が理解できないと思いますし、

私が最初そうだったので調べてみました。

結論、データドッグDatadog(DDOG) のサービスを使いこなせる人は、大企業のシステムエンジニア、もしくは、中小企業でも、こういったプロセス監視とシステム改善業務に従事する技術者に限られます。

ただし使える人は限られていますが、導入できる企業は限られていません。

そういった技術者を抱える企業であれば、中小企業から、大企業まで自社システムの安定稼働のモニタリング業務、システムトラブル時対策業務、日ごろの最適化業務に貢献が可能です。

では、どんな点が強みなのでしょうか?

データドッグDatadog(DDOG)の業界での強みは何か

データドッグDatadog(DDOG) の他社大手クラウドサービスとの親和性

データドッグDatadog(DDOG) は、監視したい情報を統合してグラフで確認できる、ダッシュボードを提供しています。ここで、システムサーバーの負荷とか、各種ソフト、システムの稼働状況、アクセス履歴を見たりできるんですよね。

データドッグDatadog(DDOG)のダッシュボード
データドッグHPより

上記にアラートが出ると、クリックして、課題が出てくるので、さらにクリックとしていくと、項目が細分化されていく。ですので、課題に対する対策が速攻で打てる。という価値を提供しています。

また、このダッシュボードに埋め込むサービスの事前用意が秀逸で、おそらく、組んでない企業ないんじゃないの?と思わせるほど、有名どころのサービスが400社以上入っているんです。例えば下記のようなアマゾンのクラウドサービスなんかももちろんはいっています。

データドッグDatadog(DDOG)のシステム連携
データドッグHPより

海は広いか? データドッグDatadog(DDOG) 泳ぐインフラストラクチャ監視およびアプリケーションパフォーマンス管理(APM)市場の伸び

データドッグDatadog(DDOG) がいる業界は、インフラストラクチャ監視およびアプリケーションパフォーマンス管理(APM)市場でくくられます。

この市場は、今後数年間でそれぞれ毎年6-7%および11-12%成長すると言われており、伸び盛りの市場です。一方、 データドッグDatadog(DDOG) は市場伸びの数倍、50-60%で成長しています。

競合他社の存在。 データドッグDatadog(DDOG) はシスコと戦う。

競合はNew RelicSplunkなど、すでに上場している会社が並びます。実際、このSplunkと協業するあの巨大通信インフラ企業シスコシステムズが、このアプリケーション管理市場に強力な資本を投下して参入してきています。また、シスコ自体は、サイバーセキュリティのエンドポイント監視市場にも手を入れて来ており、いわば データドッグDatadog(DDOG) と同じ分野に、既存顧客へのサービス提供ができる形に対応してきています。

つまり、今後の競合が伸びることで、成長が鈍化することが一番の懸念材料です。

しかしながら、お客さんの全てがシスコ製品を使っているわけではないですし、どちらかといえば、顧客が今、どんなシステム運用をしていても、小さく導入を進めることができ、かつ、違う管理領域を追加契約するような、クロスセリング戦略が打てる営業戦略が打てる点が強みです。

つまり、顧客が限定されていないので、売り放題の市場が拡がっていて、継続課金で売れる仕組みもある。この環境が データドッグDatadog(DDOG) の強みです。

データドッグDatadog(DDOG)の2021年8月第二四半期決算2Q

2 四半期(4 月-6 月期)実績


売上高:前年同期比 67%増の 2.34 億ドル(市場予想は 2.12 億ドル)◎

EPS(1 株当たり利益):-9 セント(市場予想は -3 セント)×

純利益:前年同期比 85%増の 0.32 億ドル(市場予想は 0.11 億ドル)◎

粗利益率:76%(前年同期は 80%)〇

1億ドル 以上の ARR(Annual Recurring Revenue) クライアント・・・1610(前年同期は 1015)社

第 3 四半期ガイダンス


売上高:2.46-2.48 億ドル(市場予想は 2.26 億ドル)

1 株当たり損益(一部項目を除く):5-6 セント(市場予想は 3 セント)

2021 年度通期ガイダンス


売上高:9.38-9.44 億ドル
(従来予想は 8.80-8.90 億ドル、市場予想は 8.89 億ドル)

EPS (1 株当たり利益) :6-28 セント
(従来予想は 13-16 セント、市場予想は 16 セント)

データドッグDatadog(DDOG)の株価チャート(日足)

データドッグDatadog(DDOG)株価推移
trading view

株価も絶好調ですね。当たり前かもしれませんが、8月5日決算発表後株価は爆上げです。すばらしい企業ですね。

データドッグDatadog(DDOG)の株価チャート(週足)

データドッグDatadog(DDOG)株価チャート(週足)
trading view

週足でおってみると118ドル付近がちょうど抵抗線だったのですが、決算発表後に見事にうわ抜けして調整局面に入って来ています。株価がこのラインまで戻って来ていないのは、明らかに前回のボックス圏で考えられていた利益構造から離れた印象を持ったらからでしょう。今後は現段階では方向性の見えにくい展開ですので、長期目線での投資は非常に価値がありますが、エントリータイミングで大きく利益が変わってくるでしょう。

データドッグDatadog(DDOG)の四半期決算売上、営業利益推移

データドッグDatadog(DDOG)売上業績

売上は非常に順調に伸ばしていますが、今だ赤字ですね。

データドッグDatadog(DDOG)のキャッシュフロー推移(年次)

データドッグDatadog(DDOG)業績キャッシュフロー

注目は、営業CFもしっかり伸ばせている点ですね。そして、毎年すごい額の投資をしています。

データドッグDatadog(DDOG)は買っていい株なのか?根拠を探る

データドッグDatadog(DDOG)は、毎年10%ほど伸びる市場で、50-60%の売上成長を見せています。もちろん、マネタイズも始めてきていますが、まだ赤字の状態で規模拡大一直線の会社です。ですので、残念ながら株価価値を素人判断で評価しにくいです。

これをサポートする一つの評価軸として、PSRがあります。

PSR = 時価総額 ÷ 売上高 

売上高成長率が大きければ大きいほどPSRは割安と判断されます。

また、時価総額が大きく下がるような局面、株価が大暴落した局面でもPSRは割安と判断されます。 

PSRの目安

一般的に、PSRは20倍以上なら割高、0.5倍以下なら割安と言われており、

この数値がひとつの指標となります。

上記で計算すると、 データドッグDatadog(DDOG)PSRは46倍となっており、決して安値圏でない状態です。割安ではないが、評価されているという状態ですね。

このような場合は、アナリストの評価を素直に信じましょう。現在の株価が130ドル台に対して、アナリスト評価は120-180ドルと幅が広いです。概ね間違ってない評価水準になっています。

つまり、どうしても欲しい人は、サポート付近で仕込んでおけば、上振れ時に利益を取りやすいですね。そして、彼らが収益化を考えだしたころ、一段と伸びる時期が来るでしょう。

GABURO
GABURO

データドッグDatadog(DDOG)は確実に伸びそうですよね。

今後も楽しみですが、エントリーが難しい!

データドッグDatadog(DDOG) の企業分析は以上です。(ちなみに、この記事は個人の意見を記載しているもので投資推奨ではありません。)

ちなみに、他に伸びる銘柄をお探しですか?合わせて読みたい↓2021年おすすめ銘柄

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