スノーフレークsnowflake(SNOW)の決算発表と今後株価見通し

スノーフレークsnowflake(SNOW)

スノーフレークsnowflake(SNOW)は2020年9月に米国アメリカ株式市場にIPO上場した銘柄です。

スノーフレークsnowflake(SNOW)にはバフェットも投資しているということで、高く将来性を期待されているのですが、直近の好決算も続いており、いよいよ投資妙味が出てきた時期です

今後の業績がどうなるか、事業内容を再度振り返り、直近の決算分析から株価の見通しも解説します。

GABURO
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GABUROです。

米国株(アメリカ株)テンバガー候補銘柄探しと解説が得意です。

最近取り組んだ銘柄の一つは、エントリー後すぐに47%の利益を確保しました。

この記事で解決できるあなたの悩み

1:スノーフレークsnowflake(SNOW)がどんな会社で業務内容がよくわからない。

2:スノーフレークsnowflake(SNOW)のビジネスモデルや競合に対する強みを知らない。

3:スノーフレークsnowflake(SNOW)の決算、業績や、株価が今後伸びるのかがわからない。

などのお悩み解決に効きます。

では、注目のIPO銘柄スノーフレークsnowflake(SNOW)について解説します。

目次
  1. スノーフレークsnowflake(SNOW)はどんな会社?業務内容は?
    1. スノーフレークsnowflake(SNOW)は世界一のデータウェアハウスサービス提供会社
    2. スノーフレークsnowflake(SNOW)はクラウドデータプラットフォーム市場の拡大に注目
    3. スノーフレークsnowflake(SNOW)が提案できるサービスは膨大
  2. スノーフレークsnowflake(SNOW)の強み
    1. データウェアハウス機能の設計が高速
    2. データをクラウド化することでの高速性、安定性、拡張性、維持管理容易性を提案
    3. 上場後見せた圧倒的な成長力。世界3位から世界1位へ
  3. スノーフレークsnowflake(SNOW)の2021年8月、第2四半期、直近決算(5-7月)2Q
    1. スノーフレークsnowflake(SNOW)第2四半期決算(5-7月)2Q :実績
    2. スノーフレークsnowflake(SNOW)第 3 四半期ガイダンス
    3. スノーフレークsnowflake(SNOW)2022 年度通期ガイダンス
  4. スノーフレークsnowflake(SNOW)の株価チャート(日足)
  5. スノーフレークsnowflake(SNOW)の株価チャート(週足)
  6. スノーフレークsnowflake(SNOW)の株価見通し(アナリスト予想)
  7. スノーフレークsnowflake(SNOW)半期決算売上、営業利益、成長性
  8. スノーフレークsnowflake(SNOW)のキャッシュフロー推移(年次)
  9. スノーフレークsnowflake(SNOW)の配当、配当金は?
  10. スノーフレークsnowflake(SNOW)の将来性と今後は?
    1. スノーフレークsnowflake(SNOW)のPSRでの評価
    2. スノーフレークsnowflake(SNOW) の40%ルールでの評価

スノーフレークsnowflake(SNOW)はどんな会社?業務内容は?

https://www.datanyze.com/market-share/data-warehousing–240

スノーフレークsnowflake(SNOW)は世界一のデータウェアハウスサービス提供会社

スノーフレークsnowflake(SNOW)は、世界一のデータウェアハウス機能提供会社と評価されています。

*データウェアハウス(DWH)とは、企業のデータベースを、検索や分析しやすいように、横断的にフォルダ構造などにまとめたもの。生データを置いておくデータレイク機能とは別機能として認識されています。

https://s26.q4cdn.com/463892824/files/doc_financials/2022/q2/Q2-FY22-Snowflake-Investor-Presentation_Final-(2).pdf

ちなみに、サービス範囲としては生データを置いておくデータレイク機能も提供可能で、データウェアハウス以後の、データを自動分析するアプリケーションを用意したり、そのデータを社内共有する仕組みなども一気通貫で提供しているのが実態です。

つまり、企業の膨大なデータを保管、分析、共有を半自動化していく仕組みを提供しています。

サービス範囲としては、最近話題のパランティアテクノロジーズPalantir(PLTR)とも被りますね。

スノーフレークsnowflake(SNOW)はクラウドデータプラットフォーム市場の拡大に注目

https://s26.q4cdn.com/463892824/files/doc_financials/2022/q2/Q2-FY22-Snowflake-Investor-Presentation_Final-(2).pdf

とはいえ、データウェアハウスに強みは持っていても、先ほどお伝えしたように顧客がやりたいことは多岐に渡っています。

少し視点を変えるとデータウェアハウス市場<クラウドデータプラットフォーム市場<データクラウド市場 となっており、現在、各種のベンダーの協力により、クラウドデータプラットフォーム市場が彼らのフォーカスポイントになってきています。 

スノーフレークsnowflake(SNOW)が提案できるサービスは膨大

https://s26.q4cdn.com/463892824/files/doc_financials/2022/q2/Q2-FY22-Snowflake-Investor-Presentation_Final-(2).pdf

各種のクラウドベースサービスとの柔軟に接続できるエコシステムを構築しています。

有名どころでは、セールスフォース、アマゾンウェブサービス、マイクロソフトアジュール、ズームインフォ、NTTデータなど、様々なサービスとの連携が可能です。

スノーフレークsnowflake(SNOW)の強み

データウェアハウス機能の設計が高速

スノーフレークsnowflake(SNOW)のデータウェアハウスは、演算能力を必要とする部分と、データ参照に必要な部分を完全にわけることで、顧客のアクセス時に非常に高速で安定したデータ取得が可能な仕組みを提供しています。

データをクラウド化することでの高速性、安定性、拡張性、維持管理容易性を提案

これまでは自社サーバーなどで管理している(オンプレミスといいます)企業が多かったのを、強制的にクラウド化への変革を提案しており、高速性、安定性、拡張性、維持管理容易性を提案し、顧客に選ばれています。

また、このクラウドサービスの仕組みには、AWS、microsoftAZULE、googlecloudを包括的に使用することで、ある時間帯で、どこかの企業が不具合を出しても、安定して顧客のデータは守られる設計を実現しています。

上場後見せた圧倒的な成長力。世界3位から世界1位へ

実はスノーフレークsnowflake(SNOW)は2020年の8月(彼らが上場する前月)まで、データウェアハウス市場シェア3位だったのですが、上場して大きく資金を得ることができたおかげで、シェアを急拡大、現在1位にまで圧倒的に成長してきた経緯があります。

株式市場で資金を集めるって、こういうことですよね。

上場益だけが目的で、経営幹部だけが甘い汁を吸うとか、ファンドが利益を得るとか、そういうのではないことは一目瞭然です。

会社を大きくしたい、影響力を拡げたいという目的で上場し、まさにその夢をかなえた成功パターンです。私は個人的にこのストーリーが大好きですし、ますます応援したくなります。

では、直近の決算でどれほど成果に繋がっているかも確認していきましょう。

スノーフレークsnowflake(SNOW)の2021年8月、第2四半期、直近決算(5-7月)2Q

スノーフレークsnowflake(SNOW)第2四半期決算(5-7月)2Q :実績


売上高◎:前四半期比 19%増の 2.72 億ドル(市場予想は 2.57 億ドル)
 〇製品部門… 前四半期比 19%増の 2.55 億ドル(市場予想は 2.40 億ドル)
 〇プロフェッショナルサービス部門… 前四半期比 17%増の 1760 万ドル(市場予想
は 1710 万ドル)

1 株当たり損益(一部項目を除く):64 セントの赤字(前四半期は 70 セントの赤
字)

スノーフレークsnowflake(SNOW)第 3 四半期ガイダンス


売上高◎:2.80-2.85 億ドル(市場予想は 2.71 億ドル)

営業利益率…-7%

スノーフレークsnowflake(SNOW)2022 年度通期ガイダンス


売上高◎:10.6-10.7 億ドル(市場予想は 10.4 億ドル)

営業利益率◎…-9%(従来予想は-17%)

以上、市場予想を裏切る素晴らしい決算となりました。

スノーフレークsnowflake(SNOW)の株価チャート(日足)

スノーフレークsnowflake(SNOW)の株価チャート(日足)
trading view 2021.9.12

スノーフレークsnowflake(SNOW)の株価は2021年の9月にIPO上場、初値253.9ドルより大幅上昇しており、現在318.54ドルの約25%UPまで上昇しています。

昨年の12月に決算ミス。おまけに、12月15日にロックアップが切れたので、高値になった株を経営陣が売れる環境となり、今年の5月に最安値をつけました。上場から付き合ってきた投資家にしたら大分肝を冷やしたでしょうが、連続3回の好決算に恵まれ、過去高値圏へ迫る勢いになっています。

前回決算から10%以上上げて来ており、上昇圧力は一旦抑えられるかもしれませんし、このまま突き抜けるかもしれません。もし、下げてきたらそこが買い場に見えますし、326ドル付近をふわっと突き抜けたら飛び乗るのもいいように思います。

スノーフレークsnowflake(SNOW)の株価チャート(週足)

スノーフレークsnowflake(SNOW)の株価チャート(週足)
trading view 2021.9.12

スノーフレークsnowflake(SNOW)を長期の足で見てみると、326ドル付近に弱い抵抗線がありそうに見えます。次の決算までにここを上抜けできるかですが、一旦アナリスト予想も参考にしましょう。

ちなみに、次の決算は2021年12月2日です。

スノーフレークsnowflake(SNOW)の株価見通し(アナリスト予想)

スノーフレークsnowflake(SNOW)の株価見通し(アナリスト予想) は下記のように平均323ドルとなっています。メディアンも見ると315ということで、中央値は現状の株価バリュー付近ですね。

ですので、現状で仕込んでもトントンのバリューと考えていいのかもしれません。

最も低い予想が275ドルですが、好決算出した時に290ドル付近を抜けてきた経緯から、そこまでは下がらないかな?と個人的に考えたりしています。

スノーフレークsnowflake(SNOW)の株価アナリスト予想
wsjより

何かいいニュースが出ると、さらに突き抜けてくれるはずなんですけどね。

スノーフレークsnowflake(SNOW)半期決算売上、営業利益、成長性

スノーフレークsnowflake(SNOW)半期決算売上、営業利益、成長性

ノーフレークsnowflake(SNOW)の四半期決算では過去4回連続、対前期100%以上の成長です。

また、すでに営業利益は常にマイナスでしたが、最近赤字拡大は横ばいになってきています。

スノーフレークsnowflake(SNOW)のキャッシュフロー推移(年次)

スノーフレークsnowflake(SNOW)のキャッシュフロー推移(年次)

注目はフリーCF伸びなのですが、年次では伸ばせていない状況です。ただし、直近決算では(調整後の数字で)年次5%まで改善するというんです。

大ニュースじゃないですか!!

スノーフレークsnowflake(SNOW)のキャッシュフロー予測2022
snow決算資料

スノーフレークsnowflake(SNOW)の配当、配当金は?

まだ配当金は出せる状況にありません。当然配当利回りもなしです。

スノーフレークsnowflake(SNOW)の将来性と今後は?

スノーフレークsnowflake(SNOW)はIPO銘柄なのでPSRでの評価が最適、Saas企業の一種なので40%ルール適応で検討することができます。

スノーフレークsnowflake(SNOW)のPSRでの評価

PSR=時価総額/売上(過去12カ月で計算)=112.6

20倍を超えており、かなり注目されている状況です。

スノーフレークsnowflake(SNOW) の40%ルールでの評価

2Q決算のガイダンスより、売上高成長率79%以上(前年比)と想定され、FCF5%がちゃんと達成できたら、Saas企業の40%ルールを適応して考えると、

79%売上成長率+5%付近FCF利益率=80%ごえ?

という計算結果になりました。非常に高い数値となっています。

レポートオーシャンの報告によると、世界のデータウェアハウス市場規模は、2019年に211億8,000万ドル、2020年から2028年にかけてCAGR10.7%で成長し、2028年には511億8,000万ドルに達すると予測されています。

彼らの本丸である市場は年率10%成長が約束されている中で、どれだけベンチマークに差をつけられるかが焦点ですね。

まだ過去最高値400ドル付近で高値掴みした層が売り込んでくることは予想できますが、

好決算を繰り返せば、テンバガー(10倍株)になる将来性を秘めた会社だと思います。

GABURO
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スノーフレークsnowflake(SNOW)注目銘柄ですね。

何と言っても、業界1位という立場にいて、

複数サービスを柔軟に統合させるサービスが魅力的です。

(ちなみに、この記事は個人の意見を記載しているもので、投資推奨はしておりません。)

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