シーエスディスコCSDisco(LAW)は2021年7月に米国アメリカ株式市場にIPO上場した銘柄で、順調に売り上げを伸ばしており今後の成長が期待される銘柄です。
この銘柄がテンバガー(10倍株)になるか注目し、高い成長性を確認しました。このままテンバガーまっしぐらなのかを分析しています。
ちなみに、この記事を書いた人は・・
GABUROです。
米国株(アメリカ株)テンバガー候補銘柄探しと解説が得意です。
最近取り組んだ銘柄の一つは、エントリー後すぐに47%の利益を確保しました。
この記事を読んで頂ければ、シーエスディスコCSDisco(LAW)の今後の業績がどうなるかを考えるきっかけをつかめると思います。
また、シーエスディスコCSDisco(LAW)の事業内容の理解、直近の決算の振り返りから、株価の見通し、将来性の検討にお役に立てると思います。
では、注目のIPO銘柄シーエスディスコCSDisco(LAW)について解説します。
- シーエスディスコCSDisco(LAW)は何の会社か、業務内容は?
- シーエスディスコCSDisco(LAW)のビジネスモデルの強み
- シーエスディスコCSDisco(LAW)の2021年8月、第2四半期、直近決算(5-7月)2Q
- シーエスディスコCSDisco(LAW)の株価チャート(日足)
- シーエスディスコCSDisco(LAW)の株価チャート(週足)
- シーエスディスコCSDisco(LAW)の株価見通し(アナリスト予想)
- シーエスディスコCSDisco(LAW)四半期決算売上、営業利益、成長性
- シーエスディスコCSDisco(LAW)のキャッシュフロー推移(年次)
- シーエスディスコCSDisco(LAW)の配当、配当金は?
- シーエスディスコCSDisco(LAW)の将来性と今後は?
シーエスディスコCSDisco(LAW)は何の会社か、業務内容は?
シーエスディスコCSDisco(LAW)は、訴訟の証拠集め等に対する法的書類の収集分析作業に対し「AIとクラウドをつかって半自動化するシステム」を、企業の法務部門と弁護士に提供するSaas企業です。
企業の訴訟関連の課題が発生した場合、弁護士への相談、企業側での証拠集めと提出、弁護士側の調査介入が行われます。
このデータ集めとやり取りに膨大な時間がかかるのですが、この作業をAIで自動化するというのがこの企業の価値になります。
そもそものビジネスコンセプトが、「 Our aim is to create a solution that feels “magical” to lawyers.」と記載されており、法律家にこれ魔法かよと感じるソリューションを提供することが目的というんです。イケてますよね。
膨大な書類の中でも、有効な表現を探し出すのは非常に時間がかかって狙いもずれます。この課題を、AIで検索性とスピードを向上し、法務や弁護士の生産性向上に貢献しているんですね。
シーエスディスコCSDisco(LAW)のビジネスモデルの強み
シーエスディスコCSDisco(LAW)は競合に比べて包括的に顧客サービスを提供している。
彼らが自分たちで一番の競争力としているのが、クラウドネイティブテクノロジー、フルスタックソリューション、ワールドクラスのエンジニアリング、および法的な専門知識の組み合わせの力だとしています。
ちょっとわかりにくいので平たく言うと、彼らが言うのは「クラウド使ってAIでデータ収集するし、検索性容易にして、法律家に相談しやすくするよね?ここまでは一貫してるよね?」「それに、エンジニアのスキルは高いし、経営陣が法律家だし、あなたの気持ちよくわかってるよ。」ってのがウリってことです。
それらを分断的に提供する企業はあっても、このシームレスさが売りなんだと。確かに顧客にしたら仕組みは一つでいいから楽ですね。
シーエスディスコCSDisco(LAW)は顧客をつかむと長い。
下記は、各年度ごとに捕まえた顧客の売上を示しています。その年度も売り上げを減らすことなく現在まで積みあがっています。
これは、信頼関係を一度掴むと、顧客が逃げにくい商売をしているということを意味しています。つまり、売り上げは安定的に成長しやすいです。
シーエスディスコCSDisco(LAW)が狙う販路の拡げかたは理にかなっている
訴訟大国アメリカでは、ある企業は法務部をかかえ、いくつかのシステムを導入し、何人かの弁護士を雇って、基準の違うデータからコミュニケーションを取り出す必要があります。
また、法律家の方は逆に、複数社を顧問先として抱えるケースが多いので、顧客のシステムに常に合わせていく必要があります。
シーエスディスコCSDisco(LAW)のシステムを一度使ったお客さんは、この仕組みの中で法律家に相談し、その法律家がシーエスディスコCSDisco(LAW)の製品を気に入れば、担当企業は複数社にまたがるので他企業に伝染しやすいといいます。
なーるほど、そりゃそうですね!うまい仕組みです。
シーエスディスコCSDisco(LAW)の2021年8月、第2四半期、直近決算(5-7月)2Q
シーエスディスコCSDisco(LAW) 第2四半期決算(5-7月)2Q :実績
売上高◎:2,950万ドル(予想2,910万ドルに対して)前年比+88%。
EPS◎:-0.23ドル(予想-0.18ドルに対して)
シーエスディスコCSDisco(LAW) 3Qガイダンス
売上高◎:2,550〜2,590万ドル (予想2,428万ドルに対して )
シーエスディスコCSDisco(LAW) 通期ガイダンス
売上高◎:1.04億ドル(予想1.01億ドルに対して)
調整されたEBITDA:($ 24.0)-($ 22.9)百万の範囲。 *-24%付近のEBITDA比率
シーエスディスコCSDisco(LAW)の株価チャート(日足)
シーエスディスコCSDisco(LAW)の直近の決算はサプライズ気味で良かったのですが、その後大きく売られ、低位で推移しています。
この理由ですが、初日公募価格32ドルから8月にいい決算出した後に、9月13日、大量の公募を行うと発表、9月14日には、53ドルで売り出すと価格決定し、発表したんです。
下記ご覧ください。ほぼほぼ公募価格までしっかり下げており、持ち直すかと思いきやまた下がっています。
その理由は、公開時770万株を売り出し、ロックアップ解除と同時に500万株を市場にばらまいた格好なんです。そのため、当初不動株12%が、64%付近まで拡大したことが、投資家の失望に繋がったのだと思います。
本来的に、めちゃくちゃ急成長する株は、オーナーがぐっと大量の株を抱えているケースが多いので、ちょっとがっかり感はありますね。
シーエスディスコCSDisco(LAW)の株価チャート(週足)
シーエスディスコCSDisco(LAW)を長期の足で見てみると、調度大きな調整に入っています。内容をよく知らないと、この株大丈夫?と思ってしまいますね。
以後短期間は公募価格付近でウロチョロしそうな印象です。
まあ、公募と同程度のバリューで買えるんなら、10年後から見たらこれは割安とおもえれば、購入できるのかな?と思います。
シーエスディスコCSDisco(LAW)の株価見通し(アナリスト予想)
アナリストは シーエスディスコCSDisco(LAW) にどのような価格目標を設定しているのでしょうか?下記はウォールストリートジャーナルが報告するアナリスト株価予想となります。
現状は、大分売り込まれていますが、どのアナリストもこれ以上のバリューがあると評価しているようです。
シーエスディスコCSDisco(LAW)四半期決算売上、営業利益、成長性
シーエスディスコCSDisco(LAW)の四半期決算では平均的に対前期30%以上の成長率があり、上場後はこの伸びを加速させている印象です。
シーエスディスコCSDisco(LAW)のキャッシュフロー推移(年次)
注目はフリーCF伸びなのですが、年次でも当然伸ばせていません。さらに、今年は経費もかけているので、フリーキャッシュフローはマイナス予想です。
シーエスディスコCSDisco(LAW)の配当、配当金は?
まだ配当金は出せる状況にありません。当然配当利回りもなしです。
シーエスディスコCSDisco(LAW)の将来性と今後は?
シーエスディスコCSDisco(LAW)はIPO銘柄なのでPSRでの評価が最適、Saas企業の一種なので40%ルール適応で検討することができます。
シーエスディスコCSDisco(LAW)のPSRでの評価
PSR=時価総額/売上(過去12カ月で計算)=33倍
20倍を超えない限り割安といいますが、評価としては結構高い状況ですね。
公開初日は17倍程度でした。
また、最近のSaas企業の平均値は14.5倍です。
割合行き過ぎと感じますが、アナリストはまだいけると思っているってことですね。
シーエスディスコCSDisco(LAW)の40%ルールでの評価
2Q決算時の通期ガイダンスより、年次売上高成長率52%以上(前年比)と想定され、EBITDA基準で計算すると、-24%付近の着地となるため、Saas企業の40%ルールを適応して考えると、
52%売上成長率-24%付近の利益率=28%
という計算結果になりました。この指標だけでは計算上投資適格といいにくい状況です。
アナリスト予想としては、