ディサーナ(ディセルナ)ファーマシューティカルズdicerna【DRNA】を知っていますか?とびきりの技術を持った、今一番注目すべき製薬会社です。
あなたはおそらく、ディサーナ(ディセルナ)ファーマシューティカルズdicerna【DRNA】の名前は知っていて、企業の詳細を知りたいと思っているのだと思います。この記事では、ディサーナ(ディセルナ)ファーマシューティカルズdicerna【DRNA】が今後にテンバガー(10倍株)化が期待できる話をします。
実際に、ディサーナ(ディセルナ)ファーマシューティカルズdicerna【DRNA】は過去の最安値の2.5ドル付近から、最近は36ドル付近と、すでに14.4倍に成長していて、これからの成長余地も無限大なんです!
つまり、今後のグロース、成長株を探しているあなたにとって、ディサーナ(ディセルナ)ファーマシューティカルズdicerna【DRNA】へ投資がまだ間にあうかどうかの判断材料が提供します。
あなたがこの記事を読み終えた頃には、ディサーナ(ディセルナ)ファーマシューティカルズdicerna【DRNA】への投資を誰よりも早くスタートを切り、先行者利益得ていることでしょう。
この記事を書いた人
GABUROです。
米国株(アメリカ株)テンバガー狙いで、
毎40万円くらいの利益を得ています。
では、ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】について早速紹介していきましょう。
ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】は何の会社か
ディサーナ(ディセルナ)ファーマシューティカルズdicerna【DRNA】のビジネス
ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】のビジネスは、主にmRNAに干渉し、異常たんぱく質生成による病気の治療を遺伝子レベルから抑えるアプローチを発明した、類まれな製薬会社です。この技術はGalXCテクノロジーと言われ、競合が羨むほどに優れているので、競合が投資家より我先にと、ディサーナ(ディセルナ)に膨大な特許使用料を払って自社に技術移転させてもらっています。
この、RNA干渉の技術をもっている会社は他にもあるのですが、GalXCテクノロジーという彼らが独自に開発した技術により、下記の優位性を持っています。
- 同等のRNAi療法よりも潜在的に強い効力を持つ。
- 病気の原因となる標的への非常に特異的な結合力。
- 長時間の効果発現。
- 人への治療の負担を最小限に抑えることができる皮下投与によるアプローチ。
- 幅広い適用性を示す高い治療効果。
すでに、数々の臨床試験と効果が裏打ちしており、競合も認める会社となったのです。
もう少し専門的な表現になりますが、下記のような説明がありました。
「各GalXC分子は、RNAiを強力に誘導するように設計された化学的に最適化された二本鎖RNAです」「N-アセチルガラクトサミン糖をGalXC化合物の1つまたは複数のポイントに結合し、複数の効果的で独自のコンジュゲートデリバリー構成を実現します。これらの分子は、標的細胞上の高度に発現されたアシアロ糖タンパク質(ASGPR)受容体に特異的に結合し、エンドソームを介した内在化と細胞内のRNAi機構へのアクセスをもたらします。エンドソーム内で、ASGPRはGalXCを放出し、細胞表面にリサイクルし、GalXCを細胞の細胞質(肝臓の肝細胞)に送達できるようにします。」
Weissman Chief Operating Officer, Executive Vice President
このmRNAを阻害するアプローチの良さが注目されている理由として、DNAそのものを触って治療する方法論だと、今後の修復ができないアプローチのため、何が起こるかわかりません。一方、タンパクを誘導するリボ核酸であるRNAをターゲットとし、かつ、メッセンジャーRNAというタンパクを作れ!という指令を、阻害するというアプローチを作ることで、mRNA自体の生成を阻害するのではありません。このことで、本質的には遺伝子操作をしているようで、遺伝子の命令後の結果を阻害するアプローチとなっているため、安全性が高いと言われています。
ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】の創立経緯
ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】は、2006年に立ち上がったベンチャーで、なんと2014年にはNASDAQに上場したというスピード成長してきた企業です。
アメリカの企業で、オフィスはマサチューセッツ州レキシントン、ケンブリッジ、コロラド州ボルダーにあります。
ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】のミッション
私たちはRNA干渉(RNAi)を使用して、病気の原因となる遺伝子を沈黙させる薬を作成します。私たちの目標は、遺伝的要素を持つ希少疾患や一般的な疾患を抱える人々に人生を変える治療法を提供することです。
とあります。また、色々メッセージがあるようなのですが、チームの目標としても、
私たちの目的は明確です。人生を変える治療法を可能な限り効率的かつ迅速に提供し、遺伝的要素を持つ希少疾患や一般的な疾患を抱える人々を支援することです。
とあります。常に一貫している。かっこいい!最高です。応援するしかない!!
ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】の製品群は何がすごいのか知りたい。
ディサーナ(ディセルナ)の製品候補は下記が注目されています。
B型肝炎ウイルス感染症治療薬候補:RG6346(DCR-HBVS)
現在、彼らが作っている薬剤で主なものは、罹患数が多く、劇症化し、死に至りやすいB型肝炎ウイルス感染症に対する治療薬RG6346(DCR-HBVS)が注目されています。あのロシュが戦略的パートナーとして組んでいる製品です。ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】の発表によりますが、以下がフェーズ1の臨床試験効果です。あと、2,3と臨床試験を繰り返して製剤化が認められるのですが、最初のデータとなります。
ごらんのように、完全にB型肝炎の原因ウイルス抗原を抑え込み、この効果は最長1年半にわたって有意に改善効果が認められています。大注目です。現在、フェーズ2試験中です。
B 型肝炎ウイルスに感染する人は毎年、全世界で3億5000万人、100万人近くが死亡し、日本でも130~150万人の罹患者がいるといわれています。この製品が市場に出た際の影響力は絶大でしょう。
原発性高シュウ酸尿症(遺伝性肝疾患)治療薬候補:ネドシランNedosiran
また、ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】の臨床化目前といわれるネドシランNedosiran(原発性高シュウ酸尿症治療薬)については、フェーズ1、2で72%の効果があったとのこと。第Ⅲ相試験を終えると、いよいよ申請が行われます。
ネドシランNedosiranは2022年に上市したいとディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】は発表しています。原発性高シュウ酸尿症のあらゆるフェーズの病気の進行具合に対して効果を発揮する唯一のアプローチになり得ます。
かつ、上記資料のように、5億円の売上が見込めると言われます。彼らの売上が昨年12月で180億とかですので、この効果は微増程度となりますが、何よりも安全性の高い製品を世に出し、かつ、多くの患者さんに比較的安全性が高い薬を届けたことがブランド力強化につながるでしょう。
これは個人の考えですが、こちらは希少疾病にあたるはずで、アメリカではこのような製品を開発、製造したメーカーは経営にかなり影響するレベルの税金の優遇を受けることができるんですね。このあたりが明確になれば、5億どころの影響ではないはずです。
ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】のその他の開発品候補群、パートナーシップ
ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】のその他の開発品候補群、パートナーシップを下記に示しています。注目は、各種フェーズの早い段階からすでに開発、製造、販売を加速するパートナーシップを結んでいることに注目して下さい。いい製品ができても、販路が確保できていなければ問題です。しかし、革新的な製品群を開発製造してきた世界のトップ企業がこぞって彼らと提携しているのです。
下記が今後の成長ドライバーとなるディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】が契約を結んだパートナー増加推移です。リリーや、ノボとなると、糖尿病治療薬であるインスリンを製造してきた画期的な製薬企業で、世界の市場もかなり大きなものです。また、ロシュは日本では中外製薬のイメージですが、抗がん剤のあまりにも強みをもつメーカーです。
個人的には、最近の提携であるロシュ、ノボと契約できただけでも上がりのイメージです。リリーやベーリンガー、アレクシオンも彼らのパートナー。すごいことだと思います。
特に、ロシュとのB型肝炎ウイルス治療薬候補の契約では、最大15億ドルのロイヤリティを受ける可能性があり、この金額は現在のディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】の時価総額と変わりません。
ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】の株価チャート、推移などが知りたい。
ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】の株価チャート、推移は下記の通りです。(以下データはマネックス証券より。)
ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】の株価チャート、推移(日足)
ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】の株価チャート、推移(日足)を示しています。
これまで日足で言えば、非常に安定して右肩上がりのチャートになっていましたが、直近の決算のミスで大幅に株価を下げています。これをもって8月9日、私の推奨銘柄から外しました。理由は期待されていた製品の試験結果がよく無かったからです。
ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】の株価チャート、推移(週足)
ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】の株価チャート、推移(週足)を示しています。
ご覧の通り過去10年ですでにテンバガー(10倍株)となっています。非常に強い株価推移でしたが、35%も株価が下がっています。
(1カ月前までの記載↓)
エントリータイミングには注意が必要です。前回加熱した2020年初頭のエントリーだと、27ドルから15ドルと、ほぼ半値ということもあり得ます。この場合、ドローダウンが0%に戻すのに1年かかっています。つまり、今投資して、半年後に半値、1年待ちで元に戻すというタイミングがあったため、今後も何らかの要因でこのような動きになる可能性があると認識すべきでしょう。
上記記載通りのことが、いや、それ以上のことが起こってしまっているかも知れません。これまで、対して利益もでていない会社が期待で買われている場合、イベント結果で大きな株価の変化があることを思い知らされました。
ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】のPER推移
ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】のPERはまだ公開されていませんでした。また、米国株四季報にもこの銘柄は載っていません。
ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】のPBR推移
ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】のPBR推移としては、直近のPBRは22倍で、普通の企業でしたら行き過ぎ感は否めませんが、名だたる企業群とのアライアンスが決まっていて、継続収益が入る見込みがあることを考えると、PBRの指標にでない契約価値を見込みにプラスするべきでしょう。ですので、PBR自体では何もコメントすべきではないようにも思います。
ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】の業績推移、決算発表結果、財務諸表が知りたい。
ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】の本決算業績推移
随分と苦しい時代を過ぎ、やっと数字に表れてきました。売り上げは常に100%以上の伸びで、昨年は580%伸びていますね。残念ながらまだまだ赤字が続いているために、黒字転換した瞬間に急騰ということはあり得るかもしれません。もう少し細かく見ていきましょう。
ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】の4半期業績推移
ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】の4半期業績推移を示しています。
ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】の昨年度の売上は非常に安定していました。ただし、まだ1Qでさえもコストの圧縮ができておらず、黒字転換できていません。また、継続的な赤字は、高コスト状態であること影響しており、致し方ないのかもしれません。ただ、普通の企業だと、10年間も赤字継続してきているのに、株が買われ続けるなんてありえないですよね。すごい会社です。
ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】の株価予想
なかなかすごいのは、決算短信を資料で出さない会社で、電話会議で発表するんですよね。しかも英語。これはちょっとつらい。中身の分析ができていませんが、面白い発表内容を見つけました。
OXLUMO™(lumasiran)のロイヤルティ利息を最大2億4000万ドルでRoyaltyPharmaに売却。 2021年4月、Royalty Pharma plcは、OXLUMO™(lumasiran)に対するDicernaのロイヤルティ持分を、1億8000万ドルの前払い金と、最大6000万ドルの偶発的な販売ベースのマイルストーン支払いで取得することに合意しました。 原発性高シュウ酸尿症(PH)タイプ1の治療薬として米国食品医薬品局(FDA)および欧州医薬品庁(EMA)によって承認されたOXLUMOは、Alnylam Pharmaceuticals、Inc。(「Alnylam」)から販売されています。
(dicernaHPより)
ここで注目したいのは、現在のOXLUMOはディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】に取っての虎の子開発品だったはずです。今後開発中の新薬への投資にかける!という強い意志と見ました。
また、このニュースの意味を利益面から検討すると、昨年の売上は1億6000万ドル。ロイアリティファーマへの販売のみで前払い金が1億8000ドルですので、今年の売上は達成となります。このニュース、すごくないですか?
また、こんな話題も。
マサチューセッツ州レキシントン-(ビジネスワイヤ)-2021年5月27日- Dicerna Pharmaceuticals、Inc。 (Nasdaq:DRNA)(「会社」または「Dicerna」)、治験中のリボ核酸干渉(RNAi)治療薬の主要な開発者は、本日、 米国食品医薬品局(「FDA」)イーライリリーアンドカンパニー(「リリー」)がLY3819469に対して提出した治験薬(「IND」)申請の承認。これは、ディセルナとリリーの共同研究から生まれた2番目の臨床段階の候補です。INDマイルストーンは1000万ドルディセルナへの支払いにより、リリーは、心臓代謝性疾患の潜在的な治療薬としてLPA遺伝子を標的とする治験中のGalXC™RNAi候補であるLY3819469の第1相臨床試験を開始できます。
(dicernaHPより)
あ、また稼いでますね。リリーから今年、1000万ドル受けるってことで、今年の1億9000万ドル確定。協業している企業が頑張れば頑張るほど稼げる仕組みです。
そして、このリリーを含めて、今年中には8000万ドル受け取れる算段らしいです。つまり、2億7000万ドルで、売上伸びが68%UPです。
また、1億4000万ドルに近い売り上げ計上していない取引も残っているらしいので、どこかのタイミングで前倒し計上されれば、68%⇒250%伸びに急上昇。
ちなみに、この会社がすごいのは売上伸びだけではありません。
実は赤字を出しながら税金を払わずに、キャッシュリッチになっている会社なのです。 2021 年 3 月末時点で、5 億4000 万ドルの現金、現金同等物を保有していて、いわば埋蔵金を持っているんですね。この金額は、昨年売り上げの3倍です!そりゃ、株ががあがりますね。
これらのことから、2024年までは安定経営できまっせ!と経営者も鼻息が荒い状況なんですね。
ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】の決算日や配当日、配当が知りたい。
ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】の本決算は12月。あとは、3カ月ごとの4半期ごとの発表になっています。
また、次でディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】の配当についてみていきましょう。
ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】の配当日、配当
ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】の配当日、配当推移を確認しましたが、現在のところ無配当となっています。当然かもしれませんが、まだ長い間配当はしないと予想します。
ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】の今後の方向性が知りたい。
さて、ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】の現在のビジネス、株価や、業績推移について解説しましたが、あなたの企業分析のお役にたてましたか?最後にとっておきの事実を。
ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】の経営層が株を買いあさっている・・・!!
さて、インサイダーたちが何しているかをよく見てみましょう。
上記は、ディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】のSECファイリングです。米国株ではインサイダーの自社株購入が条件付きで認められています。購入から1カ月以内にちゃんと書面で報告すればいいのです。そのインサイダーの購入を含めて、有価証券のボリュームに変化が出たことをSECファイリングを確認すればいいのですが、上記がその画面です。
ちょろちょろ見る限り、みんなこの会社の幹部!
インサイダーが買いまくっている会社です。ワクワクっとしません?
そして昨年、各投資会社もこっそりと買いを入れ出した状況のようです。
GABUROはディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】の今後の収益力UPに期待しています。
経営幹部が自社株を買いまくっているこの会社、気になりますねー。
(投資はご自身の判断で慎重に!)
さて、まとめです。
今回のディサーナ(ディセルナ)dicerna【DRNA】については以上となります。長い目でみれば、さらなるテンバガー(10倍株)もありえるかもですね!
ちなみに、他に伸びる銘柄をお探しですか?GABUROのとっておきの企業選定手法を下記で解説もしています。
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