スクエアsquare(SQ)が2021年8月に2Q(第二四半期決算)を発表!

スクエアsquare(SQ)2021年2Q(第二四半期決算)

次回スクエアsquare(SQ)の2021年3Q(第3四半期決算) は11月4日です。

米国株市場の調整時期と被っているので、個別株としてかなり強い成長が見えないと大きくは伸びないと思いますが、サプライズを期待しているところです。

スクエアsquare(SQ)の2021年2Q(第二四半期決算)8月の発表要約

スクエアsquare(SQ)2021年2Q(第二四半期決算)ハイライト
https://s27.q4cdn.com/311240100/files/doc_financials/2021/q2/2Q21-Square-Second-Quarter-Shareholder-Letter.pdf


×総売上高:46.8億ドルで、前年同期の19.2億ドルから増加 ★アナリスト予想50.3億ドルを下回る・・。

総売上高46.8億ドル(予想:50.3億ドル)の内訳
  決済サービス部門:12.3億ドル(前年同期6億8,260万ドル)
  サブスク&サービス部門:6.85億ドル
  ハードウエア部門:0.44億ドル
  ビットコイン部門:27.2億ドル(前年同期8億7,550万ドル)

*いい点としては、カテゴリ伸びに注目しましょう。アナリスト予想を下回ったものの、ビットコインでの取引による売り上げは1年前から91%増加がみられ、記録的な成長率を記録しました。第2四半期のビットコインを除く純売上高は19.6億ドルで、前年比で87%増加しています。

EBITDA(調整後):3.6億ドル(予想:1.79億ドル) ★アナリストの200%増し!!

1株利益(調整後):0.66ドル(予想:0.31ドル)★アナリストの200%増し!!

◎総取扱金額GPV(Gross Payment Volume):428.3億ドル(予想:368.2億ドル)

となっています。


GABURO
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この決算をどうとらえるか?

スクエアsquare(SQ)の2021年2Q(第二四半期決算) に期待されていたもの

投資家が、今回の決算結果を受けて、スクエアsquare(SQ)株を売った理由は、小粒の成長期待の会社が、なぜアナリスト予想を外すんだ・・しかも前期割れなんて・・・という失望は大きかったと思います。

通常、まだまだ成長期待されているスタートアップ企業だけに、売り上げを落とすことがあってはいけません。ジャックドーシー(CEO)さんもそれは気づいていたでしょう。

だから、よく見える利益を全面に押し出した決算発表となりました。

スクエアsquare(SQ)の2021年2Q(第二四半期決算)までの売上高・営業利益推移

で、彼らが株価を押し上げる秘策を持っていたんです。この秘策により、アナリストは後日、強烈にスクエアをBUYに評価替えしています。何が秘策かというと、2点あるんです。

前提として、彼らの顧客は1600万人います。

ビットコインの決済システムで利益を上げる。

ビットコインの需要はますます高まっており、決済アプリ「キャッシュ・アップ」での暗号資産(仮想通貨)取引が拡大しています。 スクエアsquare(SQ) はますますこのシステムに投資を行っています。

これが今後の彼らの大きな収益源になると言っています。

スクエアsquare(SQ) はアフターペイAfterpay買収で、消費者金融業にリーチし利益を伸ばす

スクエアsquare(SQ) がアフターペイAfterpay買収
https://s27.q4cdn.com/311240100/files/doc_financials/2021/q2/Square-Plans-to-Acquire-Afterpay-Transaction-Overview.pdf

決算発表同日、 スクエアsquare(SQ) は決済システムのアフターペイAfterpayを買収すると発表

これがおそらくジャックドーシーさんの目玉の秘策です。うまいよな・・。

アフターペイ Afterpay はオーストラリアの決済システムのフィンテック会社です。この買収は株式交換形式で行われるので、今のスクエアsquare(SQ) の株価価値が活きるのかはよくわかりません 2022年の第一四半期に取引は完了することで合意しているようで、このころ、また大きなボラティリティが発生するでしょう。

この買収メリットは、米国で急速に増えている後払いシステムにリーチできることです。

顧客は4回の無利子の分割払いで支払い、スクエアSquare(SQ)のキャッシュアプリCashAppを介して分割払いを選択できるようになります。

無利子で分割できるなんてすごいなとおもいませんか?

米国の後払い市場は拡大している。

米国の後払い市場は2021年の最初の2か月で前年比で215%成長しているといいます。

この適応範囲は、家具やバイクなどの高額商品だけではなく、オンライン商品にもますます人気が高まっているようです。マーチャント、決済会社で急速に広まっており、ゲーム機から生活用品まで、あらゆるものに月々の少額の支払いで資金を提供できるようになっています。

銀行業はこれらフィンテックを大きな脅威と考えており、メルペイ後払いなどの仕組みと一緒なのですが、借金嫌いな日本人には受け入れられなくても、アメリカでは急速に拡がっているのです。

そして、すでに1600万人の販路を持っているスクエアがこの仕組みを抑えたら、効果は絶大でしょう。期待度はかなり高いと思われます。

アフターペイAfterpayの買収価格はどうなの?

シティは下記のように今回の買収価格は低い、として、アフターペイAfterpayにとってはメリットがないのでは?のように思わせる表現をしています。つまり、スクエアsquare(SQ) はよい買い物をしたということになるようです。

DJ-【市場の声】豪アフターペイ、290億米ドルの買収価格は低い=シティ

シティは、モバイル決済サービスの米スクエアが豪決済サービス会社アフターペイを買収するタイミングがサプライズだったとする一方、290億米ドル(約3兆1700億円)という買収価格は低いようだと述べている。 企業価値(EV)を2022年度の売上総利益(粗利益)で割った値を基準にすると、提示額は同業他社に対して43%のプレミアムとなっているが、23年度の粗利益は同業他社で17%増加が予想されているのに対し、アフターペイでは50%の増加が見込まれていると指摘した。シティは、後払い(BNPL)サービスが決済業界に浸透したと見るのは、まだ早いと指摘。他社の買収参戦は排除できないが、潜在的な買収者は限られているとの見方を示した。 投資判断は「ニュートラル」、目標株価は125.00豪ドルにそれぞれ据え置き。株価は128.85豪ドル近辺で推移している。

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GABURO
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トータルで考えると、スクエアsquare(SQ) はいけると思っていますし、

ここがのびれば、マルケタも伸びるだろうし、色んな会社に影響がでそうです。

市場は中小企業で作られているので、その中小店舗向けのビジネスを展開する

スクエアsquare(SQ) の世界展開に期待。

事実、アナリストはこの発表をうけ、アウトパフォームに評価を変えました!

今後伸びるよ!と。

スクエアsquare(SQ) についてもう少し知りたいですか?以前まとめたこの記事を参考にしてください。

ちなみに、他に伸びる銘柄をお探しですか?GABUROのとっておきの企業選定手法を下記で解説もしています。参考にしてください。

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