3分でわかる「ミネルヴィニの成長株投資法」先導株への投資

GABURO
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GABUROです。

テンバガー(10倍株)を自分で選ぶ能力を鍛えるためには、

日々の勉強しかありません。

その勉強のための良書は常に語り続けられるものです。

今回はその中でも、マークミネルヴィニの成長株投資法のエッセンスを、

あなたにも3分でわかるように要約しました。

さて、またまた無茶な企画第2弾!

米国株(アメリカ株)のテンバガー(10倍株)を見つける上で、引き合いに出される機会が多い名著、ミネルヴィニの成長株投資法

GABUROなりにこのポイントを、あなたにも3分でわかるようにまとめてみようというものです。

ちゃんと読んでくださいねと言いたいところですが、忙しい人が370ページの良書を読破するのには壁が高いので、誤解を招かない程度に感想をまとめてみます。

原著はこちら↓

マーク・ミネルヴィニは何者か?

マーク・ミネルヴィニは、オニール同様に、ベストセラーの「マーケットの魔術師」でも紹介された、伝説的なトレーダーの一人です。株の投資大会で全米1位を取ったり、5年平均220%成長などのつわもの。

チャート分析から、ファンダメンタルズ分析を組み合わせる手法を提唱しており、どちらかに偏らない総合判断を提唱。

そして、確実に勝てるタイミングでエントリーすることを常に提唱しています。

かくいう彼も投資を始めて6年間、全く利益を出せなかったのですが、粘り強く自分の失敗や、過去の取引、過去の成長銘柄を分析することである法則を見出したのです。

成長株投資に必要な心がまえ

トレードは仕事と一緒だとミネルヴィニはいいます。プライドは不要で、損失はさっさと切り捨てて、利益を得るだけといいます。

アマチュアは自分が見込む方向性とずれた結果になった場合に行動にうつさない。

プロは、さっさとルールに従って損失を確定する。損失の拡大を防ぐための、最大の防衛を行っている。

お金のことを忘れて、最高のトレーダーになることに集中することが必要で、そう決めたらあとからお金はついてくる。

バリュー投資をしたり、成長株投資したり、デイトレードしたり、長期投資をしたりという発想はやめて、可能な限り最高の株式トレーダーになると決める。市場が上昇しているなら長期投資とか、下降しているならデイトレードというのもダメ。自分の一つの投資手法を決めることが重要と言っています。

あなたは長期投資家ですか?それともトレーダーですか?これを決めた瞬間から、気迷いが少なくなっていきます。

成長株投資に共通するものから発見した、SEPAトレード法の要素

  1. 株を買うのに適切な時期と、不適切な時期がある。
  2. 成長株になる可能性がある銘柄を、劇的に上昇する前に見極めることが可能
  3. それらの株に適切に投資をすれば、少額の資金から短期間でひと財産が築ける

この基本的な考えをベースに、彼はSEPAトレード法として体系化します。

SEPAとは、Specific Entry Point Analysisのことで、「特徴的なエントリーポイントの分析」のことですね。

1 株価形成の4段階と、トレンドを理解する

株価の形成には4段階あって、あきらかなトレンドを確認して買わなくてはいけない。

最近では有名になってきたカップウィズハンドルがメインの買いポイントと思えばいいと思います。

以前、オニールの書評でも紹介したこれですね。↓

カップウィズハンドル
  • 第1ステージ:底固め局面 無関心 最も期間が長い
  • 第2ステージ:上昇局面 機関投資家の買い集め 買いで出来高急増が伴う
  • 第3ステージ:天井圏 機関投資家の売り抜け 
  • 第4ステージ:下落局面 投げ売り 売りで出来高急増が伴う

大切な考え方として、最初の新高値更新時には出来高急増が伴うことです。

また、第一ステージから第二ステージへの移行時が唯一の買い場であるという事と、3段から5段くらいの調整しながらの上昇がみられるケースが多いので、数が多くなれば天井圏に近いと考えることが大切。

2 ファンダメンタルズが良好

上記のチャートが見られて、かつ、ファンダメンタルズがよい必要があります。

つまり、売上高、利益率、EPSが伸びている会社を選ぶというのが前提です。

3 株価上昇のきっかけがある

新製品の発売、FDAの承認、CEOの抗体など、とにかくイベントが発表されているケースがおおく、ちゃんと株価上昇のきっかけがあるかをリサーチすること。

特に、機関投資家が目をつけるレベルのニュースが欲しい。

4 買い場は上昇相場のみ

ほとんどの急成長株は、低リスクの買い場で華々しい上昇をとらえる機会を、少なくとも1回~数回くれるといいます。上記のシェーマで示したようなタイミングですね。そのタイミングを間違えるないことが常勝への早道。

つまり、第二ステージへの移行期を長い間待ち、タイミングを見てエントリーする。

5 売り場を見極める。

天井圏が近いとか、上昇から下降に転じてきた場合のトレーリングストップをかけるなどで、売り場はトレンドの動きを見ながら決める。常に損切ラインを切り上げていく必要があるし、取引当初も損切ラインを常に置いておく。

ステージで言えば、第3ステージの初期に売るのがベスト

急成長株の特徴

総じて、IPOから10年以内に急成長が見られるケースが多いといいます。

つまり、創業から若い会社ですね。そのため、IPO銘柄と決算を経時的にウォッチするなども重要ということですね。

また、会社の規模感が小さかったり、業界リーダーで、相場の下降局面でも持ちこたえているような銘柄が上昇に転じたときに株価成長が早いといいます。

また、PERは何の意味もないので、高いからと言って敬遠しないこと。つねに、成長が期待利益を上回る会社なら、PERは常に安くなっていくわけで、選り抜きの急成長株を探す場合にPERは役立たないといいます。

利益率がどれだけあるかを知るのが大事で、

4-5年連続して40-50%もあればPERは無関係となるといいます。

第二ステージであることを特定する方法:トレンドテンプレートを使う

1:移動平均線の150日と200日を株価がうわ抜けている。

2:150日移動平均線が、200日移動平均線を上回っている。

3:200日移動平均線が少なくとも1か月は上昇トレンドにある。

4:50日移動平均線は150日移動平均線と200日移動平均線を上回っている。

5:現在の株価は50日移動平均線を上回っている。

6:株価が52週安値よりも少なくとも30%高い。

7:株価が52週高値から少なくとも25%以内にある。(新高値に近いほどよい)

8:レラティブストレングスが70以上ある。

*レラティブストレングスは下記の記事で紹介しています。

つまり、チャートで上昇トレンドを確認するコツを伝えているわけですが、最低でも、「これは上昇トレンドか?これは上昇トレンドか?」と何度も自問し、解を出す根拠を見つけていく必要があるという事ですね。

先導株を買う

業界の1位、2位、3位までの株を買えといいます。ミネルヴィニの過去成績で、もっとも稼いでくれたのは常にその業界の1~3位でした。この金言は重要ですね。

競争優位性がある会社をウォッチし続けましょう。

つまり、圧倒的ブランド力、圧倒的多店舗展開応力、破壊的な技術などに注目します。

とくに成長著しい企業は、

消費財、小売り、ハイテク、コンピュータ、ソフトウェア、それら関連銘柄、医薬品、医療関連、バイオテクノロジー、レジャー、娯楽

などで見つかりやすいといいます。また、技術の移り変わりが予想されることなども大切なテーマです。

ガソリン車⇒EV車、携帯⇒スマホ、レンタルビデオ⇒動画配信など

過去2-3四半期利益がかなり伸びている会社に投資せよ

本当に成功している会社は、急成長期に30-40%の増益を発表するので、目標40-100%くらいの増益率がある会社を探す必要があるといいます。

つねに決算のEPS伸びに注目するということですね。また、同時に売上もしっかり伸びている会社が理想。その伸びが加速していたらベスト。

そして、ちゃんと利益の質に注目することですね。不動産を売り飛ばしたとかはなし。ということで。

リスク管理が投資の成否をわける

彼は過去の取引を見直して、全ての損失を10%に抑えたと仮定した場合に、最終的な利益が―12%の結果を得た年に、79%の成果になっていたはずだったと気づいたと言います。

その時に、自分にとってはリスク管理こそが成功に至るカギだと確信できたと言います。

大きな損失を避けることが大勝するための唯一重要な要素だったようです。

ただ、勘違いしてはいけないのは、彼の場合はトレンドの把握も、エントリーの仕方も知っていて、かつ、損切もできる人だったことは行間を読まないといけませんね。

基本的なトレードの技術がないのに、同じことをしようとしても、そもそも勝率が高くないなら、

結局は損切ばかりすることになります。

GABURO
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1に勉強、2に我慢、3に勇気とシステム売買

って感じですかね。

そして何より勉強になったのは・・

損切の方法、利食いの方法が詳しく書かれてある。

これは、特に明確なチャートで書いてあるというより、かなり長い文章でまとめてあり、

人に理解をさせたいという想いがあふれる文章で説明されています。

多くの投資家が、なぜ損切できないのか?

もし損切できないとどうなるのか?

適切な資金配分の仕方は?などの基本的なルールを丁寧に解説してくれています。

ぜひ一読されることをお勧めします、

原著はこちら↓

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