ASMLは名前だけは聞いたことがあるけれど、テンバガー(10倍株)候補になるのかな?早めに調べて投資した方がいいのかな?と何となく思っていませんか?あるいは、会社の名前さえも聞いたことがないという
実は、ASMLにはテンバガー(10倍株)になるべき理由がいくつもあるのです。
この記事を書いた人
GABUROです。
不動産投資で月20万円の不労所得を得ています。
これからの余剰金長期投資は、米国株1択かな?と思っています。
ASMLについて早速紹介していきましょう。
ASMLは何の会社か
ASMLホールディングのビジネス
ASMLホールディングは、半導体の製造に使用されるフォトリソグラフィシステムの主要メーカーであり、「極端紫外線露光装置」を供給する世界で唯一の企業です。フォトリソグラフィというのは、半導体ウェハ上に回路パターンを露光するためにレーザーなどの光源で光を当て、露光するプロセスのこと。製造業に詳しくないと、この薄膜工程でのシリコンウェハーから、半導体が作られていくプロセスは理解しがたいかも知れませんが、半導体チップメーカーの製造装置の核となる技術です。
この分野の最新の技術進歩によって、半導体チップメーカーではシリコンウェーハ―の上に、効率よくチップパターンを増やししかも精密な完成度で製造数を増やすことが可能となります。従来、フォトリソグラフィは最先端のチップ製造におけるコストのかなりの割合を占めていました。
最近の半導体は、全ての単位がナノメートルの領域になっており、毎年そのサイズを小さくしていくことで、周波数を上げ、高速化できるように作られています。この製造にはほぼ必発で、ASMLの次世代フォトリソグラフィツールを必要とするのです。
ASMLの製品は、インテル、サムスン、台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー(TSMC)などすべての大手半導体メーカーで使用されています。
ASMLホールディングの企業プロファイル
1984年に設立されたオランダに本拠を置く企業。ASMLは、「Advanced Semiconductor Materials Lithography」の略語。つまり、最先端半導体リソグラフィのまんま直訳です。わかりやすいですね。1984年にフィリップスとASMインターナショナルの合弁会社としてASMLが設立されたとき、最初は「ASMLithography」だったようですが、時間の経過とともに、この名前は「ASML」に変わったようです。
ASMLの従業員は28,000人を超え、16か国の60を超える都市のオフィスで勤務しています。オランダのフェルドホーフェンにある同社の本社は、全従業員の半数以上で構成されており、14,000人以上がそこで働いています。世界でオランダの会社ってあまり聞きませんが、かなり珍しいですよね。
ASMLの製品は何がすごいのか知りたい。
ASML製品の精密さの3つのカギ
半導体業界の革新的リーダーであるASMLのリソグラフィソリューションは、大きな飛躍を遂げてきました。価値としては、露光を精密にさせるハードウェアと、それを実現するソフトウェアをユーザーに提供し、シリコン上にパターンを大量生産するための包括的なアプローチを提供して顧客を満足させていることにあります。
ここに、ASMLの技術を3つに集約させ、まとめました。
1つめの違い:ASMLは光とレーザー、レンズ、ミラーの組み合わせ技術が世界一
ASMLは世界で唯一の技術を持っている企業です。独自の技術であるEUVリソグラフィーは、13.5ナノメートルの波長の光を使用します。この波長は、他の感光装置を販売している装置メーカーが採用しているDUV光と言われる光の周波数の14分の1以下です。 つまり、14倍精密な設計図に対する投影が可能となるわけです。
ぼやぼやした光で露光させると細かいパターンが描けません。そのためあらゆる半導体製造メーカーが同社のリソグラフィ装置を購入し、14倍小さく描ける筆で、シリコンウェハー上に設計図を投射し、マイクロチップを作っていっているのです。
だからこそ、半導体の製造量が多い企業ほど恩恵をうけるため、インテルやTSMCなどの名だたる半導体メーカーがASMLのお客さんなのです。
2つめの違い:ASMLは光学デバイスの精密な動きを実現するメカトロ二クス技術が高い
この会社の提供するメカトロ装置は、戦闘機よりも速く加速する磁気浮上ウェーハテーブルであったり、60ピコメートル(シリコン原子のサイズ未満)の精度で1秒間に20,000回の測位を測定するセンサーを有していたりと、ASMLの技術力は非常に高いです。
3つめの違い:ASMLは高い技術と精密な装置を使いこなすため計算リソグラフィが強み
計算リソグラフィとは、リソグラフィー中に、光の回折と感光層の物理的および化学的効果により、マシンが印刷しようとしている画像が変形しますが、より細かな光の波長を採用した彼らの製品はこの変形を最小にしていきます。
計算リソグラフィーは、ASMLの独自マシンと、テストウェーハから計測したデータで校正され、アルゴリズムで追い込むプロセスのことです。リソグラフィおよびパターニング中に発生する物理的および化学的影響を補償するためにパターンを意図的に変形するアルゴリズムを採用しており、これが正確なパターン投影に繋がっています。最終的に、エンドユーザーは、ウェーハ上に目的とする細かなチップパターンの正確なレプリカが得ることができるのです。
ASMLの株価チャート、推移などが知りたい。
ASMLの株価チャート、推移は下記の通りです。(以下データはマネックス証券より。)
ASMLの株価チャート、推移(日足)8月9日更新
ASMLの株価チャート、推移(週足)8月9日更新
ご覧の通り、株価は堅調。最近の5Gの流れに完全にのっているトレンド銘柄と言えるでしょう。ただし、景気後退局面では、装置売れ行きがストップするので、世界の景気動向に影響を受けやすく、数十パーセントのドローダウンがあるケースもありますので、時期は注視しつつ投資すべきでしょう。
ASMLのPER推移
PERは53倍、とってもいい感じみ見えます。NVIDIAなどの他の企業でもハイテク企業群が5-60倍であることを考えると、ボーダーのイメージが持てます。
ASMLのPBR推移
ASMLのPBR推を示していますが、17.9倍はざっくり20倍以下であり、まあまあ許容範囲なのかな?と個人的には思いました。
ASMLの業績推移、決算発表結果、財務諸表が知りたい。
ASMLの本決算業績推移
わーなんと綺麗な!すばらしい推移です。本決算推移で売上が、7ー30%くらいずつ伸びていますね。昨年はコロナで各企業投資もできず、今年が本格的に半導体不足になっているので、その期待値で年末までは買われそうな気がしています。
ASMLの4半期業績推移
ASMLの4半期業績推移を示していますが、今年の3月にすでに結果がでだしていますね。通常、装置の検収は1年くらいかかったりするので、売上計上が伸びていくのは来年年末くらいまでは継続されるはずです。まだまだいくでしょう。
ASMLの株価予想
株価は想定内をうろちょろしており、アナリスト予想の550-750ドルのレンジ内で上位にあるようです。2022年の予想がさらに16%伸びるとされています。米国株四季報では、この会社の情報は載っていませんでした。
ASMLの決算日や配当日、配当が知りたい。
ASMLの本決算は12月。あとは、3カ月ごとの4半期ごとの発表になっています。
また、次でASMLの配当推移を示しています。
ASMLの配当日、配当
2016年1ユーロが、2019年には3ユーロになりました。一方、2020年では2.54ユーロと、変動をさせながら支払うスタイルです。今後は増えていきますかねー。
ASMLの今後の方向性が知りたい。
さて、ASMLの現在のビジネス、株価や、業績推移について解説しましたが、あなたの企業分析のお役にたてましたか?
GABURO的にはASMLは今年稼ぎまくる企業だと思っています。
来年末くらいまでは、先行イメージで株価上昇が期待できると考えています。
GABUROはASMLに強い期待を抱いています。
(でも、投資はご自身の判断で慎重に!)
さて、まとめです。
ちなみに、他に伸びる銘柄をお探しですか?GABUROのとっておきの企業選定手法を下記で解説もしています。
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