さてあまりにも有名なテック企業アマゾンAmazon【AMZN】ですが、改めて現段階からテンバガー化できるか、10倍になりうるかの再考をしてみました。
ここでは、あなたの投資判断に役立つ網羅的な独自企業分析を行っています。
この記事を書いた人
GABUROです。
不動産投資で20万円の不労所得を得ています。
これからの余剰金長期投資は、米国株1択かな?と思っています。
アマゾンAmazon【AMZN】について早速検討していきましょう。
アマゾンAmazon【AMZN】の株価が今後どこまで伸びるのかが知りたい。
アマゾンAmazon【AMZN】がどんなビジネスをしているのかを知る。
アマゾン・ドットコムAmazon【AMZN】の株価が今後どこまで伸びるのかを知るためには、アマゾンAmazon【AMZN】が現在、何の会社で、何のサービスを軸に、どんな稼ぎを得ているのかを明確にしるところから始める必要があります。
アマゾン・ドットコムAmazon【AMZN】はオンライン小売の雄で、収益力で最大規模のeコマース企業。2020年度の売上高は$3,860億=約40兆円、総取引額(GMV) は推定$4,820億=約50兆円となっています。小国の国内総生産を超えており、日本の国家予算が106兆円で、その約半分の取引量がある企業です。売上高に占める割合は、小売関連が約83%、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のクラウド・コンピューティング、ストレージ、データベース、その他サービスが12%、広告や提携クレジットカード契約サービスが6%となっています。2020年度のAWS以外の売上高では、ドイツ、英国、日本など米国外が27%を占める。
特に注目したいのは、今後、AWS(クラウド)事業を大幅に伸ばしていく方針で、あまりにも浸透した実需業界(ロジ、eコマース)での顧客リストを、データサービスへの移行で収益力を高めようとしています。amazonプライムとか、amazonミュージックはあなたも試されているかと。
アマゾンAmazon【AMZN】には地球上で最も豊富な品揃えがあると言われており、世界中で3億を超えるアクティブカスタマーのアカウントがあります(過去12カ月に購入があったアカウント数)。アマゾンAmazon【AMZN】は、低価格で、幅広い商品を豊富に用意し、定期による値引き購入や、タイムセールなど、簡単・便利で安く買い物体験ができるように工夫されています。
アマゾンAmazon【AMZN】の社名の由来は?
社名が「Amazon(アマゾン)」となった理由は、創業者のジェフ・ベゾスがアメリカでは、社名・ショップ名が一覧表示された際にABC順で並べられる事が多いことに着目し「A」で始まる社名・ショップ名にしようと辞書をチェックしたところから始まるとされています。また、そのAのキーワードの中から選び出したのが、世界最大の流域面積を誇る河川である「Amazon(アマゾン川)」で、自らの会社・ショップがアマゾン川のように広大なシェアを得られるようにとの願いを込めて名付けられました。
アマゾンAmazon【AMZN】のサービスと影響力はどれだけ進化が見込めるのか知りたい。
アマゾンAmazon【AMZN】の新サービスAWSは宇宙を資産にした。
AWS(Amazon Web Services)はアマゾンが提供しているクラウドコンピューティングサービスのことです。AWSが初めて公開されたのは2006年7月で、19年までに世界シェアの3割以上を占め、実はクラウド業界の「実質ナンバーワン」の地位を確立しており、世界一のブランドになっています。この規模が、米マイクロソフト、米IBM、グーグルなどの合計を上回っているということを知っていましたか?
そして、先ほど紹介したように、アマゾンAmazon【AMZN】に取ってこの事業はまだ12%の売上シェアでしかありません。このシェア拡大を新たな革命的なサービスで一気に世界を変えていく野望を持っています。
“宇宙を資産にした”とは何なのか?
これまで、インターネットは有線での高速化が歴史的に行われてきました。しかし、amazonは宇宙衛星との通信を有効活用することを思いつき、宇宙衛星と、圧倒的に増やす地上での基地局の通信網の拡充で地上の通信可能エリアを埋め、LTEや5G通信を可能にさせようという発想なのです。
つまり、有線から宇宙にある衛星をハブとする通信への移行で、地上の通信不可エリアを無くしていくアイデアを持っています。このアイデアのすごい点は、田舎だから電波がとどかないということも、発展途上国だから電波が届かないということも無くすボーダーレス社会を作り、しかも、圧倒的コスト低減を実現していく流れを作ろうとしています。
Amazonは、地球低軌道(LEO)に約3千機の衛星群を投入する衛星通信事業「Project Kuiper」を発表した。100億ドル以上の資金により衛星や地上施設を導入。米国内のブロードバンド回線が整備されていない地域でもインターネットを利用可能にする。ユーザーに直接、通信サービスを提供するほか、LTEや5Gサービスを提供するキャリアにも通信回線を貸し出す。連邦通信委員会(FCC)の認可をうけ、3,236基の衛星を投入。地上ネットワーク施設を構築・拡張しながら、衛星のテストと製造を加速していき、既存の光ファイバーネットワークやワイヤレスネットワークの到達範囲外に低遅延のブロードバンドサービスを提供するとしている。開発はワシントン州レドモンドに新設された研究開発施設で行なわれる。
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1268594.html
そして、すごいのは、すでにNASAや、ロッキードマーティンが彼らの顧客になって、サービスをテスト使用しだしたということなのです。今後、世界を変えていくサービスを打ち出しました。まさに今、この瞬間から、新しい通信革命が起こり出しているのです。
アマゾンAmazon【AMZN】は世界シェアを急速に奪っている
アマゾンAmazon【AMZN】は世界でも大きなEC市場を制しながら、さらに拡大していますが、基本はアメリカ本土での影響力を最も強めています。
アメリカ本土での影響力伸びがすごい。
アメリカでは圧倒的な存在であり、この先進的な国で築いた技術を磨いて、他のエリアに展開していこうとしています。
アマゾンAmazon【AMZN】の株価がさらに伸びるかは、インドでのシェアを奪えるかがカギ
今後、インドが10年以内に世界1位の人口になると言われています。元々数学的思考の強いインテリジェンスが高い人が多いと言われるインドですから、ハイテックの企業のサービスは受け入れ易いでしょう。インドは6億人超のインターネットユーザーを抱える世界第2位のインターネット市場です。
ただし、暗雲立ち込めてしまっているんですね・・。
何が暗雲かというと、2020年にインド政府は同国で提供されるデジタルサービスの外国企業の請求書に2%の税金を課したり、かなり外国資本の成長に否定的なんですね。
しかも、アマゾンAmazon【AMZN】への唯一の対抗策となり得る、国内トップレベルのEコマース会社の合併を認めるなど、完全に排他させていく姿勢を、インドの国自体が実行しているという形です。
アマゾンAmazon【AMZN】が中国から完全に締め出されたように、インドでもそうなるでしょうか?すでに4000億円以上の投資をしてきたアマゾンAmazon【AMZN】ですが、最近になりリスクを考えて取引量を減らす動きに入ったりしていますが、まだ事業は継続中です。
また、インド国内で、プライムビデオでインド人をコケにしたと難癖つけるようなムーブメントが起こったりしています。何となく、韓国でユニクロが意味もなく叩かれるような印象も持ってしまいますが、インド人はインドのデータを自国で守ろう!という流れになっているようですね。アマゾンAmazon【AMZN】にとっては完全にビハインドな状況になっているといえます。
アマゾンAmazon【AMZN】の株価チャート、推移などが知りたい。
アマゾンAmazon【AMZN】の株価チャート、推移は下記の通りです。
アマゾンAmazon【AMZN】の株価チャート、推移(日足)8月9日更新
アマゾンAmazon【AMZN】の株価チャート、推移(週足)8月9日更新
アマゾンAmazon【AMZN】の株価チャート、推移(月足)8月9日更新
10年チャートでは綺麗なチャート過ぎて、ため息がでますね。ここ1年くらいは踊り場で、結構上昇までのジャンプのため中のイメージがあります。
アマゾンAmazon【AMZN】のPER推移
PER60倍付近は、伸びているテック企業の平均みたいなイメージですね。
アマゾンAmazon【AMZN】のPBR推移
アマゾンAmazon【AMZN】のPBR推移。15倍が高いか安いかはちょっとわかりにくいですね。
アマゾンAmazon【AMZN】の業績、決算発表結果、財務諸表が知りたい。
アマゾンAmazon【AMZN】の通期業績推移
アマゾンAmazon【AMZN】の業績推移 4半期決算
素晴らしすぎてため息がでます。最高です。直近ではこの図体で直近ミスと言われた四半期でも31%も対前期で営業利益の伸びを報告しています。もはや何者?
最近のアマゾンは、バイデンさんに税金払ってないやん!って怒られたので、利益出すようにしてると個人的には思っています。政府のクラウドサービスの受注を落としてから、100%雇用を増やすように頑張ってみたり、結構、政府の顔色をみるようになってきました。つまり、ここからは利益を出す経営、つまり、EPSが上がる方向の経営になるのでは?と考えています。
今後の業績予想
アナリストは、株価を3000-3700のレンジで予想しています。現在も、想定内をうろちょろしているのですが、まだ売り上げを伸ばす会社予想です。しかもこの規模で19%も。利益は40%伸びです。本当にどうかしている・・。
アマゾンAmazon【AMZN】の決算日や配当日、配当が知りたい。
アマゾンAmazon【AMZN】の本決算は12月。あとは、3カ月ごとの4半期ごとの発表になっています。
またアマゾンAmazon【AMZN】は無配企業なのです。ずっと、自社事業に投資を続ける会社なのです。
アマゾンAmazon【AMZN】の直近の業績ハイライト 2021年4月決算短信
第 1 四半期(1 月-3 月期)実績
★売上高・・・前年同期比 44%増の 1085.2 億ドル(市場予想は 1045.6 億ドル)
〇アマゾン・ウェブ・サービス純売上高…前年同期比 32%増の 135 億ドル(市場予想は
130.9 億ドル)
★営業利益…前年同期比 77%増の 88.7 億ドル(市場予想は 61.1 億ドル)
★1 株当たり利益・・・15.79 ドル(市場予想は 9.69 ドル)
★サービス業務支出…165.3 億ドル(市場予想は 161.4 億ドル)
第 2 四半期ガイダンス
★売上高・・・1100-1160 億ドル(市場予想は 1083.5 億ドル)
★営業利益・・・45-80 億ドル(市場予想は 69.9 億ドル)
決算総括
2021 年 1-3 月期決算は売上高が前年同期比 44%増の 1085 億 1800 万ドル(約 11 兆
8000 億円)、最終利益が 3.2 倍の 81 億 700 万ドルだった。巣ごもり消費の拡大でネッ
ト通販事業の拡大が続き、売上高と最終利益はそろって 1-3 月期として最高を更新し
た。
1 株あたりの利益水準は 15 ドル 79 セントとなり、事前の市場予想(9 ドル 54 セント前
後)を大きく上回った。
アマゾンは 4 月、有料サービス「アマゾンプライム」の会員数が世界で 2 億人を突破し
たと明らかにしている。同サービスを含むサブスクリプション(継続課金)型サービス
の売上高は 36%増の 75 億 8000 万ドルとなった。クラウド事業「アマゾン・ウェブ・サー
ビス(AWS)」の売上高は 32%増の 135 億 300 万ドルだった。
アマゾンは同日、21 年 4-6 月期の売上高が 1100 億-1160 億ドルになる見通しだと明
らかにした。前年同期比で 24-30%の増収となる。アマゾンは物流施設などにおける新
型コロナウイルス対策費用として 4-6 月期に約 15 億ドルの費用を見込んでいる。営業
利益については 45 億-80 億ドルの範囲になるとの予想を示し、大きな幅を持たせた。
(マネックス証券レポートより)
となっていました。
注目したいのは、安定利益であるamazonプライムのお客さんが36%も増えていて、かつ、8000億円も稼いでいるってことですね。また、AWSも順調で、売上14兆円になっています。しかもこの規模で32%増になっており、この勢いで行けば、また株価を大きく押し上げていけるものと思っています。
アマゾンAmazon【AMZN】の今後の方向性が知りたい。
さて、アマゾンAmazon【AMZN】の現在のビジネス、株価や、業績推移について解説しましたが、あなたの企業分析のお役にたてましたか?
私としては、アマゾンAmazon【AMZN】はこれからも伸び続ける企業と確信していますが、親アメリカ経済圏での成長がベースになると思います。明らかに、中国は無理、インドでの成長は鈍化が予想されるのですが、基本的には現在の先進国で継続的に伸ばせる環境とサービスを持つエクセレントカンパニーと言えるでしょう。ただ、株価がそもそも1株で34万円くらいするので、そんなにどんどん購入できるものでもありません。
本当はインドのEコマースシェアNO1企業に投資したら、今後のテンバガーはもらった!となるのでしょうが、まだインド株に投資できる環境は日本でそこまで整っていませんね。ちょっとリサーチして、面白いことを発見したらまたここでシェアします。
そしてもし、アマゾンAmazon【AMZN】が株式分割をしたら、あまりにも買いが殺到するでしょうね。そんなチャンスも継続リサーチしていきたいと考えています。
GABUROはアマゾンAmazon【AMZN】がさらに10倍になれる可能性がある会社だと思ってます。(ただ決して投資推奨しているわけではないです。)
これからも人々に素晴らしい製品を届けて欲しい、応援したい会社です。
さて、まとめです。
最近、こんな記事も書きました!最新の決算はこちら。
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